2026/09/25

こだわりを捨てた先に

kaisora

デュエル・マスターズ

Display Your Memories

今年で25周年を迎えるデュエル・マスターズ。この四半世紀という長いようで短い間には、幾人ものプレイヤーの思い出が詰まっている。

発売当時に小学生だったプレイヤーも、すでに大人になっている。


その中には現役で遊んでいる方もいれば、デュエル・マスターズが『思い出』の一部となっている方もいるだろう。


また、今は別のカードゲームをメインに遊んでいる方の中にも、原点のカードゲームとしてデュエル・マスターズに触れてきた方を数多く見てきた。


そんな皆の『思い出』の象徴であり原点であるデュエル・マスターズについて、現役で活動を続ける3人のプレイヤーに、今回PSAのグレーディングに出したカードたちそれぞれの『思い出』について話を伺った。


■kaisora

DMGP2024-1stでの優勝を皮切りに、同年のDMGP2024-2ndにて3位、全国ランキング2025年度通年1位、全国大会3位、公式プロリーグ参入とスターダムを駆け上がった『現代最強の決闘者』。

現代DMを象徴する彼に、『現代最強』となるまでの軌跡を思い出のカードたちと共に振り返ってもらった。


──本日はkaisoraさんにお越しいただきました。よろしくお願いします。


「本日はよろしくお願いします。」


──早速にはなりますが、今回預けていただいたカードたちとの再会となります。


今回の企画の趣旨である、思い出のカード5枚がkaisoraに手渡される。この際、kaisoraからも思わず感嘆の声が漏れた。


──いかがですか? 久しぶりに手元に相棒が戻ってきた感想は。


「凄いですね。PSAのグレーディングに初めてカードを出しましたが、自分のカードがこうしてPSAのケースに納まるのはまた違った感動があります。」


──それも、思い出の詰まったカードたちですしね。


グレーディング済みのカードをkaisora自身の手でショーケースに飾ってもらうこととなるが、この際もkaisoraは終始嬉しそうにしていたのが印象的だった。



──今回のインタビューにあたり、事前にカードを選んでもらい、こうしてショーケースに飾られることとなりましたが、やはり素直に嬉しいものですか?


「めちゃくちゃ嬉しいですね。自分が今まで大会で使用して結果を出してきたものが、こうして一つのショーケースに納まるというのは、えも言われぬ感動があります。」


──私がkaisoraを認知したタイミングのカードもあり、私も感慨深いなと思いました。


「自分自身の成長と共に歩んできたカードでもあるので、感無量です。」


──それでは、なぜこの5枚を選ばれたのかを伺ってもよろしいでしょうか。


「《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》…《死神覇王 ブラックXENARCH》…《芸魔王将 カクメイジン》…本当にどれも自分と共に戦ってくれた相棒たちです。2023年から2026年に至るまでの相棒というコンセプトで、今回は彼らを選びました。」


短い期間で頭角を現し、デュエル・マスターズの競技プレイヤーとして一気に開花したkaisoraが選んだ5枚には、どのような物語が含まれているのか。彼自身の口から語られる。


■超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン


──それでは、各カードごとにエピソードを伺っていきたいと思います。まずは《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》について伺います。2023年度の後期ランキングにて、最後のCSで全国大会の出場を賭けた際に使用されていたのが個人的には印象深く、カッコいいと感じたシーンでした。良ければその際の持ち込みに至った経緯も含め、お伺いしてもよろしいでしょうか。


「2023年度のランキングは【水闇自然ジャオウガ】【水闇ヴォゲンム】【火自然アポロ】に【火水マジック】…本当にさまざまなデッキが強力だったシーズンでした。そして、この中で自分がメインに使っていたのは【水闇ヴォゲンム】というコントロールデッキです。ランキング中も序盤は調子が良く、終盤まで他の使用者も関東関西問わず【水闇ヴォゲンム】で結果を残していたので使用を続けました。しかし、当時はまだ未熟でメタゲームを読むということもあまりなく、環境に関わらず使いたいデッキを使うという理由で使用を続けてしまいました。そんな中で関東に遠征をした際は、【水闇ヴォゲンム】に強いデッキが中心というメタゲームの違いによって戦績も振るいませんでした。」


──地域ごとにメタゲームが異なるというのは、2026年の今でも感じるところですね。


「他の択として【火水マジック】もあったのですが、こちらは当時うまく使うことができませんでしたね。その状態のままランキングも落ちた状態で最終日を迎えてしまいました。2日前になり、全国大会に参加するには優勝要求ということもあって、本当にデッキを迷っていました。そんな中、考えに考え至ったのが【火自然アポロ】でしたね。普段自分が使わないこともあり読まれにくく、立ち位置も良好とこれ以上ないものだったと考えています。当日は初戦から【水闇ヴォゲンム】では勝てなかったマッチに遭遇し、正解のデッキを選べた実感がありましたね。結果としては途中で敗北してしまい、全国大会への出場は叶いませんでした。しかし、最後の最後でこだわりを捨てて本気でメタゲームを考えデッキを選ぶということができ、後にとって大きな糧となったと思っていますね。こういった経緯もあり、《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》は自分を成長させた1枚として、今回選びました。」


──競技プレイヤーとしての転機となる、思い出の1枚だったんですね。


2024年1月31日、東京都町田市で行われた全国大会権利最後の大会。敗退した後のkaisoraが凄くスッキリした、そして成長を感じる姿でいたことは、実際現地で見ていた筆者も非常に印象に残っていた。

パワーが高いデッキのみで構成された群雄割拠という特異な環境の中で、初めてkaisoraが全国大会を意識して戦った2023年度後期ランキング。

4か月間という長いスパンで勝率を求められる過酷な戦いで、kaisoraが最後の最後で導いた『こだわりを捨てる』という一つの解が、kaisoraを大きく成長させるに至った。

実際に開花したkaisoraは、この大会を皮切りに目覚ましい活躍を見せることとなる。


■芸魔王将 カクメイジン


──続いてのカード、《芸魔王将 カクメイジン》はDMGP2024-1st Day2で優勝された際に使用された【火水マジック】のメインカードでしょうか? このカードについての思い出を伺いたいです。


「僕にとっての代名詞…? いや、代名詞は《瞬閃と疾駆と双撃の決断》なのかな? とはいえ、今回選んだ金の《芸魔王将 カクメイジン》はかなり僕のイメージがあるかなって思いました。DMGPでの初めての優勝がありますしね。前回のランキングで【火自然アポロ】を選べたことを契機に、俯瞰した視点でメタゲームを見てデッキを選べるようになりました。一度、自分が超えられなかった壁を壊せたことでデッキ選択が色々楽になったんですよね。好きなデッキではなく、淡々と強いデッキを選べるようになったんです。そんな中で【火水マジック】が強いと判断し、DMGPにも持ち込むことができました。」


──決勝での《S・S・S》まで含めた完全ケアによるリーサルが印象的でした。


「実際、あの時点で《単騎連射マグナム》まで添えることができていたので、怖いトリガーはあの時点で全くありませんでした。DMGPという長丁場でこの的確なプレイにたどり着けたのは、とても思い出深く嬉しかったです。」


──他の競技シーンでも、この《芸魔王将 カクメイジン》を使うことはありましたか?


「2024年度の前期ランキングで使用しましたね。DMGPで優勝した流れをそのままに、【火水マジック】で勝ちまくることができました。全国大会への出場はすでにDMGPで決まっていたのですが、DMPランキングで1位を獲るという目標においても、相棒として戦ってくれましたね。」


──2023年の経験を経て、プレイヤーとして大きく成長した姿を示すための相棒だったと言えますね。


2023年度の後期ランキングで『こだわり』を捨てきれずに苦い思いをした経験から、その『こだわり』を捨てて純粋に勝ちに行く選択をしたkaisora。

これを活かし、決勝でも誰もが魅せられる美しいプレイで勝利を収め、その名を世界に知らしめるきっかけとなった《芸魔王将 カクメイジン》。

物語の主人公のような思い出が、カードゲームにはある。


■死神覇王 ブラックXENARCH


──《死神覇王 ブラックXENARCH》の代名詞とも言えるデッキ、【闇単XENARCH】を制作したのはkaisoraという記憶があります。


「はい、原案は僕が作って、それを前述したDMGPで共に優勝した『りっきー』とアドバンス用にブラッシュアップしたという経緯でした。」


──環境に【闇単XENARCH】が登場してから殿堂入りするまでの1年と少しの間は、常に環境トップとして存在していましたよね。


「《頂上混成 BAKUONSOOO8th》が登場するまではぶっちぎりで、登場以降も《頂上混成 BAKUONSOOO8th》か《死神覇王 ブラックXENARCH》かという2強環境で、その後この2枚が殿堂入りするまではずっとこの構図が続きました。」


──やはり、自分が制作したデッキが殿堂入りするというのは嬉しいものなのでしょうか。


「自分が0→1で作り、そのデッキが大暴れしたのちに名誉の殿堂入りというのは、本当に嬉しかったですね。」


──この《死神覇王 ブラックXENARCH》というカードは、デッキビルダーとしてのkaisoraを象徴しているんですね。


「そうです。2024年前期は《芸魔王将 カクメイジン》で競技プレイヤーとして転機が訪れ、《死神覇王 ブラックXENARCH》でデッキビルダーとしての転機がありました。」


──半年の間で、デッキビルダーとしても競技プレイヤーとしても大きな契機があったんですね。そういった意味で、《芸魔王将 カクメイジン》と《死神覇王 ブラックXENARCH》は近しい関係にあるように見えました。


「《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》に少し話は戻りますが、あまり使ったことのないカードも率先して使うようになり、その過程で《芸魔王将 カクメイジン》を始めとしたさまざまなデッキを使えるようになり、プレイヤーとしての知見が広がりました。色々なデッキを使うということは新たな知識がさらに舞い込むこととなり、それがデッキビルダーとしての能力を底上げしてくれました。」


──その後の《死神覇王 ブラックXENARCH》の活躍には、目を見張るものがありましたね。


「いやー、あれは正直凄かったですね。」


プレイヤーとして多くの知識を蓄えたkaisora。そんな中出会った《死神覇王 ブラックXENARCH》というカードは、その能力をさらに昇華させることとなった。

環境やカードへの知見が、デッキビルダーとしてのkaisoraをも開花させた。

環境で戦うプレイヤーとしての強さと、環境を動かすビルダーとしての巧さ。《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》がもたらした転機は、kaisoraにとっても世界にとっても非常に大きな影響を与えたのだ。


■ヘブンズ・ゲート


──この《ヘブンズ・ゲート》は、2024年8月に行われた超CS横浜の前後で、kaisoraが《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》型の【光水天門】を制作した記憶があります。


「当初、この《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》については、《ヘブンズ・ゲート》と言えばということで、アーチーchの一員かつ全国大会2015にて【光水天門】で日本一となった『じゃきー』さんに相談していました。その後、実際に超CS横浜前日の大会で優勝することができました。」


──その後、この《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》を基盤に据えた【光水天門】はアドバンスに流用されたりと、少し後の環境に大きな影響を与えました。


「この時期の【光水天門】に《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》を最初に搭載したのは、僕だと自負しています。」


──当初はシンプルなフィニッシャーとして採用されていましたが、その後ループフィニッシュのゴールとして運用されたと記憶しています。


「実際にDMGP2024-2nd Day1で僕が3位になったのも、この《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》+《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》のギミックを搭載したアドバンス版の【光水天門】でしたね。」


──構築もかなり練られている印象がありました。


「あなたもそうだったと思うけど、《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル/魔壊王 デスシラズ》の採用が特に良かったと思っていますね。」


──たまたま自身も同じ基盤のリストを持ち込みましたが、山札を一気に掘削できたりと、特に強力なカードだったと記憶しています。


「そうなんですよね。当時テンプレに採用されていなかったこともあり、自分たち以外の調整グループも採用しているのを見た時は、結論に近いものができたのだと安堵しましたね。」


──DMGPでの3位決定戦では、当初【光水天門】の構築を相談し合った仲であるじゃきーさんとの対戦となりました。


「デュエマを始めた当時、小学生だった自分が、全国大会2015でじゃきーさんが優勝する姿を画面越しに観ていました。当時の友人と『【光水天門】が最強すぎる!』と、毎日その話題で持ち切りだったのを覚えています。当時はトッププレイヤーと相まみえるようなレベルのプレイヤーになることは、全く想像ができませんでしたね。しかし、9年後の2024年に互いに結論として持ち込んだ【光水天門】、あの日憧れた《ヘブンズ・ゲート》で戦えることが心を熱くさせました。決勝の舞台ではなかったものの、互いに全国大会の出場を確定させた後であり、再度同じ舞台で戦えることも本当にワクワクしましたね。」


──試合内容もなかなかに熱かったですよね。


「マッチ戦のフルセットだったこともあり、とにかく楽しかったです。1本目はじゃきーさんの《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》+《聖霊超王 H・アルカディアス》に封殺されて敗北しましたが、続く2本目は互いに採用されているであろう同じ土俵での試合を制すことができました。3本目はミラーを制す目的で採用した《氷河君主ハイドロ・ビスマルク帝》を活かしきって、《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》のループまでたどり着き、勝利することができました。正直、あの時画面の前にいた自分からは想像すらしなかった出来事です。この9年という長い期間で積み重ねた努力と思い出が素晴らしい形で結実した瞬間で、生涯忘れることはありません。」


画面の中の世界だと思っていた最高の舞台。kaisoraは自身のたゆまぬ努力と、誰にも負けない最強という称号への渇望で、それをつかみ取った。

そんなkaisoraの勝利への思いが、最後に天界の門を開いたのだ。


■俳句爵 Drache der'Bande


──幾つかの大型大会で結果を残している《俳句爵 Drache der'Bande》ですが、これを最初に使用されたのはどの大会でしたか?


「DMGP2025-2nd Day1でのベスト8入賞ですね。」


──筆者のホテルの部屋で、当日の深夜からkaisoraと練習をしたのが記憶に残っています。


「このカードとの出会い方も鮮烈で、そもそもDMGPで使用するつもりは前日までありませんでした。当初【光水闇ゼーロ】を使用する予定だったんですよね。基盤を自身で作ったこともあり、愛着もありました。ただ、GPが開催される週に体調を崩しており、満足いく練習ができていませんでした。そんな中、調整メンバーのどんよくに『この【光水自然Bande】は【火水マジック】なんだから絶対使え』と言われ、改めて使用に至りました。それなら使うか、と思い、のすけ(筆者)の部屋を訪れることになりました。使用を完全に決めた時刻は、当日の午前2:00でしたね。そして、TOP8に入ることができました。」


──その上でTOP8入り、正直凄すぎます。個人的なkaisora伝説の一つですね。


「その後の全国大会2025でも、アドバンス・オリジナルともに使用し、3位入賞することができました。」


──全国大会2025当日のアドバンスでの【光水自然Bande】、非常に強力なデッキだったと記憶しています。


「《とこしえの超人》+《俳句爵 Drache der'Bande》+各種ホール呪文→《勝首領龍 カツドン》+《超覚醒ラストストームXX》のギミックにより、ほとんどの受け札を突破できるのが魅力でしたね。これがアドバンスの環境にマッチしており、【火闇バイク】の《週末の時計 ザ・クロック》以外には勝ちやすかったと思いますね。」


──通りが良かったアドバンスでの【光水自然Bande】とは裏腹に、オリジナルの【光水自然Bande】は【光水自然ゴルギーオージャー】の流行でやや向かい風な印象でした。


「オリジナルでは、当初【火光自然ドリームメイト】を使用する予定でした。当時のオリジナル環境は【光水自然ゴルギーオージャー】【火光自然ドリームメイト】【光水自然Bande】が上から強い認識でした。しかし、【光水自然ゴルギーオージャー】は強力なデッキですが対策されやすく、【火光自然ドリームメイト】はブレ値が高く、そもそもターゲットになる可能性がありました。【光水自然Bande】は【火光自然ドリームメイト】に有利で、トリガーの受けに寄っているデッキ以外には5割前後という認識がありました。明確な欠点は【光水自然Bande】にもあるにはありますが、特に【光水自然ゴルギーオージャー】と【火光自然ドリームメイト】のそれが気になりました。」


「当日のメタゲームは【火光自然ドリームメイト】が多い想定でしたね。ですので、【光水自然ゴルギーオージャー】の母数は少ない想定でした。他にも色々なデッキを回しましたが、結局上記3種と比較して明らかにデッキパワーが不足しており、見送りました。また、【光水自然ゴルギーオージャー】と【火光自然ドリームメイト】には《クイーン&かぼちゃうちゃう》や《「PP」-P》といったマナ参照のメタが刺さりますが、【光水自然Bande】にはこれが刺さりません。仮に【光水自然ゴルギーオージャー】との直接対決が発生しても、先攻さえ取れればどうにかなりました。また、環境上で《創世龍ゴルギーネクスト》が強力なカードであることはわかっており、これが刺さりにくいというのも魅力でしたね。本当に当たれないデッキは【水闇COMPLEX】くらいだったと認識しています。これらの環境が1周する想定のメタ読みが功を奏し、当日は3位になることができました。」


──長い2年間を経て育んだ、kaisoraというプレイヤーとしての成長が《俳句爵 Drache der'Bande》には表れていると感じました。


半ば即興のような形で使用したDMGPでも大きな結果を残し、じっくりと長い時間をかけて練習した全国大会でもメタゲームを読み切り、3位入賞を果たした《俳句爵 Drache der'Bande》。

この対照的な体制で臨んだ二つの大会からは、あの日kaisoraが涙をのんだ2年前の町田から大きく成長し、『現代最強』へとなったことを強く感じさせられた。


■最も印象に残っているカードは?


──少し意地悪な質問ですが、今回挙げてくださった5枚の中で、特に思い出深いものはありますか?


「難しいなぁ…正直どれも好きなんですよね。まあ、でもやはり一番は《芸魔王将 カクメイジン》が好きかなと。僕の新たなデッキタイプの象徴だと思います。」


──コントロールが好きだった自分が、壁を壊して新たなデッキタイプに触れるきっかけだと伺いました。


「元々、コントロールというよりはループがめっちゃ好きだったんですよ。ただ、今回挙げたカードを見ると、《ヘブンズ・ゲート》くらいにしかその特徴はありませんでしたね。とはいえ、《ヘブンズ・ゲート》もコントロール寄りのカードなんですよね。それ以外は3ターン目にゲームが決まるような速いデッキばかりです。早い段階でゲームを動かして、アグロプランもコントロールも可能なデッキが特に好きですね。《芸魔王将 カクメイジン》は、デュエル・マスターズのループ以外をすべて持っていると思っています。」


──《単騎連射マグナム》や《ファイナル・ストップ》による封殺もありますしね。


「まあ、ほぼループみたいなものなんですけどね。ビートダウンもコントロールもすべて学べるのがこの《芸魔王将 カクメイジン》だったというのは大きかったです。学びが多く、自身の成長にも大きく寄与してくれた《芸魔王将 カクメイジン》が大好きです。」


■思い出を飾る


──今回お渡ししたショーケースは、やはり家で飾りますか?


「飾ろうかな。このショーケース、本当に最高です。」


──今までの自分の相棒がこの装いで家にいたら、嬉しいですよね。


「このショーケースと、過去獲得したトロフィーと一緒に飾ろうかなと。まだまだ増えるしね。」


──カードを選定するのは楽しかったですか?


「結構悩んだけど、楽しかったですね。《超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン》《死神覇王 ブラックXENARCH》《芸魔王将 カクメイジン》の3枚はすぐ決まりましたね。《俳句爵 Drache der'Bande》の枠は《瞬閃と疾駆と双撃の決断》と迷ったんですけど、《芸魔王将 カクメイジン》でも使っていたので、せっかくなので《俳句爵 Drache der'Bande》にしました。そうなると、まあ最後は《ヘブンズ・ゲート》かなと。自身の転機と、初めて自身で作ったデッキ、そしてDMGPでの相棒3枚で、収まりも良いですしね。」


■新たな経験を経て

──今回このような場を借り、5枚のカードを選定した後にインタビューをする運びとなりましたが、このような経験を経てどのような感想を抱きましたか?


「自分の成長を感じました。このような機会をいただけるのは凄く嬉しく思っているので、今後もこういった活動を続けていきたいという目標を再認識することができました。」


──それでは、これでインタビューを締めさせていただきます。ありがとうございました。


kaisoraの歩んだ道は、決して簡単なものではなかった。全国大会への出場を目の前で逃すという苦しい経験が、今を成している。

無数とも言えるトライ&エラーの繰り返しを経て、数多くの実績を得るに至ったのだ。この3年弱という短期間でそれをこなし、自身の糧として吸収しきったのは、ひとえにkaisoraの勝利への渇望というほかない。


そんなkaisoraが成長する過程を詰め込んだ思い出の5枚。それは、kaisoraが『現代最強の決闘者』となってなお成長し続ける物語の途中なのだ。

もしまたkaisoraが苦難に直面したとしても、手元には思い出がある。それは自身が歩み、築き上げた成長の証だ。

その成長の証こそ、いつか来るかもしれないその日に、再度奮い立つきっかけとなると信じている。



インタビュアー/ライター:のすけ



【YouTubeでインタビュー動画を公開中!】


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